院長の一日

 病院の「院長」と言っても、その病院の規模によってどういった仕事内容かは違います。病院の特徴や力を入れている分野によってもまた異なります。しかしどういった病院においても、院長は最も忙しい職員のうちの一人です。

 院長の仕事の例にはこのような事柄があります。まず朝、医局のカンファレンスに出席し、症例検討を行います。稟議書にも目を通さなければなりません。また、事務や看護部の部長がそれぞれ業務報告のため来室するのでそちらの話を聞きます。

 外来診療のある病院では、院長自身も外来で診察を行う病院がほとんどです。病棟回診ももちろん行います。院長はその病院に所属する医師の一人です。

その後には経営会議もあり、決して十分な休憩がとれるとも限りません。午後には郵便物も一斉に届くため、そちらへも目を通します。病院によっては新聞やテレビなどの取材を受けることも多くなります。医師会という会議が挟まることも多いです。医師会は院外で行われるため、その移動にも時間がかかります。病院へ戻ってきてからは医局会への出席なども行います。

さらに、院長は病院経営についても指揮を執るため、弁護士との打ち合わせや安全管理委員会などの各院内委員会にも出席します。病院外では各会へ出席したり、医局訪問なども行っています。市区町村の保健所での業務が入ることも多いです。

 このように、一見どういった業務を行っているか不透明な院長は、実は病院内でもだれよりも忙しく働いています。ある例では、朝6時に出勤して退勤は夜の8時、それでも「普段より早く帰宅できた」そうです。

 院長も医師の一人です。医師の過重労働問題に取り組む際に、忘れてはならない存在の一人でしょう。

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