日本の病院の成り立ち

医師が求人を求める際に必ず目にするのが「病院」という言葉だと思います。
「病院」という言葉は、広く一般的に使われていますが、医療法によれば病院とは「20人以上の患者を入院させるための施設を有するもの」と定義されています。
また、マタ二ティークリニックや内科医院などは、医療法では「診療所」と定義されているようです。マタ二ティークリニックなど19床以下の病床を有する診療所は「有床診療所」と呼ばれ、ベッドを持たない診療所については「無床診療所」と呼ばれています。
<病院の進化の歴史>
日本における病院の成り立ちは、ヨ ーロッパとは異なり民間主導で進行してきました。病院の生い立ちは診療所からはじまって有床診療所、小病院、中病院、総合病院(大病院)と進化させていくことが病院経営の一般的なセオリーでした。病院を拡大するには資金と求人を募っての医師の人材によるところが大きく、リーダーシップやカリスマ性を備えた経営者の率いる病院は、規模を拡大していきました。一方、公立病院などは、地域に病院の設立が遅れた地方や、採算が合いに くく民間が積極的に行なわない診療(がん、小児、循環器、精神など)を中心に病院を設立していきました。がんセンターや小児医療センターなどに国公立病院が多いのはこのためです。